回し金

大きな直径の加工物を両センター加工するときに使います。 この回し金は『ミニ旋盤を使いこなす本』
に載っていたものを真似して作りました。 ただし、回転バランスを考慮して対称に作ってあります。
回転させて振動が出たら、反対側にバランスウエイトを付けることができます。

製作は簡単で、必要に応じて大きさなどを決めて作るとよいでしょう。


旋盤で作る天体機材 にも回し金の製作記事があり、参考にしました。

材料は12mm角のSS400です。
約50mm程度の材料を挟むことができます。
材料の端面加工です。
面倒なので、いつもは加工しない場合が多いのですが、今回はバンドソーで切った跡をきちんと加工しました。
12mmのエンドミルで端面を加工しています。
山形の切り欠きは、使用する加工物の直径に合わせて大きめに角度をとります。

角度の精度は必要ないので、ケガキ線を頼りに切削します。
実際に使用している状態です。
材料と接する部分には銅板などを挟んで傷がつかないようにします。